ノマドワークをしていく上でおすすめの仕事や職種、必要なスキルとは

ノマドワークをしていく上でおすすめの仕事や職種、必要なスキルとは

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ワーキングスタイルの多様化で、俄然注目を集めるテレワークやリモートワーク。

それらと似ているのですが、ノマドワークという働き方も最近取り上げられることが増えています。

この記事ではそんなノマドワークをしていく上でおすすめの仕事や職種をピックアップ。

さらにノマドワークに必要なスキルやノウハウは何かをテーマに解説しています。

ノマドワークとは仕事場に囚われずに働く職業である

ノマドワークの”ノマド”の語源をご存知ですか?

このノマドは英語「Nomad」、もしくはフランス語の「Nomade」が語源と言われています。

英語、フランス語どちらも同じ意味の言葉で”遊牧民”を差します。

この遊牧民は皆さんもご存知の通り、遊牧を日々の糧として生きる人々のこと。

つまりノマドワークとは遊牧民のようにベース(本拠地)を持たずに自由な場所で働く働き方の一種です。

よくノマドワーカーはオフィスやデスクを持たずに仕事をする人と説明をされているブログやサイトもありますが、それは狭義としてのノマドワークの捉え方です。

海外では”ノマドワーク”という言葉も使われますが、デジタルノマドやハイパーノマドとも呼ばれます。

つまり広義としてはITツールや機器、インターネット環境を利用して、自由に場所を選んで仕事をする人=ノマドワーカーとされているのです。

そう考えるとオフィスにデスクを持っていても、自宅で働く在宅勤務であってもノマドワークに含まれると考えるべきでしょう。

ただテレワークもリモートワークも在宅勤務も全てノマドワークと”同意語”であると理解しても差し支えありませんが、どちらかというとオフィス勤務とそれ以外の割合が違うイメージを持つとよいかもしれません。

ノマドワークはオフィスでの仕事が0.5:それ以外での仕事が9.5。リモートワークはオフィス勤務2:それ以外8のようなイメージでしょうか。

オフィスとそれ以外の割合(※イメージです)
ノマドワーク 1:9 or 0:10
テレワーク 7:3
リモートワーク 2:8
在宅勤務 0:10

ノマドワークをする上で必要な要素や最適条件とは

ノマドワークに適している職業とは一体何なのかをお話しする前に、まずはノマドワークを行う上で必要な要素や条件を確認しましょう。

ノマドワーカーに必要な要素

  • インターネット環境
  • PCやタブレットなどのITデバイス
  • チャットツールなどのITツール

ノマドワークはオフィスから離れて仕事をすることがほとんどなので、場所を選ばずに働くためにはインターネット環境がマストです。

そして実際の仕事・作業を行うPCやタブレットなどのITデバイスも絶対に必要です。

それに加えて上司やクライアントとの連絡を取るためにビジネス用チャットツール、SlackやWebミーティングツールZoomなどのITツールは必須と言えるでしょう。

ノマドワークを職業とする上での最適条件とは

オフィスを離れて仕事をするノマドワーカーに合う職種には以下のような条件が求められます。

  • 仕事が成果を計りやすい、もしくは成果物として納品、提出できる
  • 個人である程度の裁量がある
  • 作業時間がまとまって確保できる

ノマドワークは上司や同僚と同じ場所で仕事や作業を行いません。

そのために進捗や成果を報告しやすい仕事である必要があります。

具体的にいうと成果物として納品しやすい、もしくはタスク分けがきっちりとできるような職種です。

例えばWebデザイナーであれば、HPを〇〇日までに納品という成果が決めやすく、HPが納品されたら達成というように成果がわかりやすいです。

そして個人である程度の裁量がある、もしくは裁量が与えられている職種が良いでしょう。

なぜならば一定期間において、細かく上司のチェックやOKが必要な仕事であれば確認の手間がノマドワークであればかかってしまいます。

そう言った面でも自分である程度、ミーティングや確認を必要としない自分で判断して仕事を進めていけるようなスキルやポジションが好ましいと言えるでしょう。

これはまとまった時間がある職種という条件にも同じことが言えます。

一回一回、グループにならなければいけない、他の人の手を必要とするような職種であれば時間や労力のロスは避けられないからです。

おすすめの職種とは

これらのノマドワークをする上で必要な要素や条件を考慮すると以下のような職種がおすすめです。

職種 理由
デザイナー・イラストレイター 個人のスキルやセンスを元に作業するので、途中の確認不要。成果物で納品できる
エンジニア・プログラマー システム案件受注から納品までITでやりとりを全てこなすことができる、成果物で納品できる
編集者、ライター 成果物で納品可能。途中の確認がいらない、クラウドソーシングなどが充実している
コンサルタント・マーケター WebミーティングツールのZoomなどを使えば、訪問するのと同じクオリティでコンサルティングやマーケティングができる
業務管理・ディレクター 会社の売り上げの管理や給与管理、勤怠管理などを行う労務やタスク管理を行うディレクターなどの管理系職種はオンラインで完結可能
カスタマーサポート 従来電話などで遠隔業務で行われてきた職種。ITの発展によりさらにレベルの高い対応が可能に

その他、ブロガーやオンラインセールス、セミナー主催者、アフィリエイターなどの職種がノマドワークに向いていると言えるでしょう。

逆に生産業や製造業など、人が作業場に常にいなくてはいけない、グループ作業が多い職種、接客業や販売業などの顧客と向き合う必要がある職種はノマドワークに向いていません。

また医療業や福祉業なども個人の裁量で行う範囲が広すぎる、対面での実作業が発生するという理由でノマドワークには不向きな職種と言えるでしょう。

ノマドワーカーを職種とする前に知っておくべき点

さて、最後にノマドワーカーとして仕事探しをする前に知っておくべき点があります。

  • セキュリティ管理を厳重に行う
  • オンとオフの切り替えなど自己管理を徹底する
  • コミュニケーションが不足しないように心がける

これらは非常に大事なことなので、詳しく触れておきます。

セキュリティ管理を厳重に行う

ノマドワーカーは常にインターネット環境を必要とする職種ですが、そのために情報管理やパソコンの紛失などのことにはノマドワーカーだけでなく企業全体で重々注意する必要があります。

現代において顧客情報や社内秘の情報漏洩、データウイルスの感染などは個人のミスでは済まされないことです。

ガイドラインを会社単位で決めておく、セキュリティ対策を定期的に行うことなどは必ず行うべきです。

またノマドワーカーはカフェやコワーキングスペースなどで働くこともあるでしょう。その場合はパソコンそのものの紛失にも留意しなくてはいけません。

ノマドワーク中は他の社員がいない状態なので、間違ってもパソコンを席に置きっぱなしでトイレに行くなどは慎みましょう。

オンとオフの切り替えなど自己管理を徹底する

どこにいても、好きな時間でも働くことができてしまうのでノマドワーカーはきちんとオンとオフの切り替えを行うべきです。

慣れたノマドワーカーの方は毎日定時になると、家にいたとしてもある程度身なりを整え、化粧をする、着替えをするなどオンとオフの切り替えを必ず行うそうです。

それにより精神的にオンとオフを仕事モードに切り替えているのですね。

逆にむやみに長時間労働をしてしまったり、昼夜逆転を起こしてしまうということもあり得ます。

また邪魔がないばかりに集中しすぎて休憩時間を取り損ねるなども業務効率の低下を招くので注意が必要です。

ノマドワーカーとして好きな場所で、自由な働き方をするには責任を果たす必要があります。

それを実現するには自己管理を徹底するのがポイントだと覚えておきましょう。

コミュニケーションが不足しないように心がける

ノマドワークでオフィスにいないからと言って上司や同僚、そして会社そのものと無縁で働くというわけではありません。

Slackなどのビジネスチャットツール、ZoomなどのWebミーティングツールなど最近は優れたコミュニケーションツールがたくさんあります。

これらをノマドワーク中に十分に活用し、自主的に上司やクライアントと連絡を取りましょう。

そして移動先でパソコンの電源が切れてしまった、オンライン環境が見つけられないなどと言った事態も回避できるように電源ケーブルを持ち物に含めておく、スマホでテザリングを行えるようにしておくなどリスク管理も行いましょう。

急ぎの連絡やクライアントからの確認には備えておかなくてはいけません。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はリモートワークやテレワークの一種、ノマドワーカーとは解説いたしました。

ノマドワークは仕事をする場所を選ばないので地方や海外で仕事をしたり、育児や介護などを抱えていることが多い女性もノマドワークを選べるようになったことでいろいろな可能性が広がります。

またノマドワーカーとして仕事をすることで、通勤の時間や労力を節約できるので、収入を増やすための副業を行ったり、スキルアップに時間を割くことも可能。

もちろんノマドワークに向く職種と向かない職種がありますが、うまくITデバイスやツールを使いこなすことにより、新しいワークスタイルを生み出すこともできるのではないでしょうか。

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